「気づいたらびっくりするほどお金が増えている、そんな投資方法はありませんか。」
「リスクのない投資方法について教えてください。」
のような質問は良くあります。
しかし、そもそもですよ。そもそも投資におけるリスクという言葉の意味をわからずに使っているように私は思います。
そもそもリスクという危険がないものは、投資対象にはならないわけです。
会社が株式を発行し販売するのは、資金調達のためです。
そして資金調達を受けた会社は将来のために買い物をします。たとえば航空会社であれば、航空機。製造メーカーであれば工場。
ところが、会社の将来の収益は誰にもわかりません。
社長でさえも、わかりえません。(わかっていたらどんなに経営が簡単なことでしょう)
予測はしていますが、結果は後からついてくるものだからです。
つまり、将来は予測不可能で、必ずリスクが存在しているはずなのです。
企業は、将来かならず収益に結びつくかわからないものを買うために、投資家からの資金を利用し、
一方投資家は、将来収益性に対して魅力を感じた企業へ投資を行っているのです。
では、リスクのない投資について考えて見ましょう。
リスクがない投資を考えると、いきつくところは国債になるでしょう。(貯金より若干良いくらいの利回りです。)
確かに、国が滅ぶ、破綻するということがない限り、利息を貰うことができるでしょう。
しかしながら、リスクが少ない分、もらえる額も非常にすくないのです。
ところで、このリスクのない国債への投資ですが、日本国債の格付けは先進国の中では最低水準にあります。
また、国内総生産(GDP)に対する国債の発行残高の割合が著しく高いということも我が国の特徴です。
一般にリスクの少ないといわれている国債ですら、実はリスクが存在しています。
そして、この国には誰でも知っている問題があります。
少子高齢化です。国の借金である国債の返済のもとになるのは税金です。
税収は経済が発展するからこそ増えるはずですが、働かない老人の増加と将来の労働力の減少は、税収の減少を意味しています。
将来返す当てがないのに借金をし続けている現状は、まさに破綻への階段をのぼっているようなものです。
日本は資源国ではありません。人が働かない限り、借金の返済はできないのです。
リスクのない投資方法は、絶対にありません。しかしながら、「リスクがなく高利回り」その言葉にだまされ人は、後を絶ちません。
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